「強さ」とは?
先日、入門した方から、こんな質問を受けました。
「先生にとって、強さとは何ですか?」
唐突だったので、しばらく考えた後、こう答えました。
「自分らしくいられること」
・・・意外な答えだったかもしれません。
もともと私は「強さ」を求めて八光流柔術を始めたわけではありません。
強くはなれなくてもいい。
でも、自分や大切な人を守れるくらいにはなりたい。
そんな思いで、八光流の門を叩きました。
そして、稽古を重ねる中で体感したことがあります。
力で勝とうとすると、自分の身体や動きは硬くなり、かえって弱くなる。
そして相手も、「負けるものか」と力で抵抗してくる。
そうなると、そこにあるのは力と力のぶつかり合い。
結局は、より力の強いほうが勝つ世界になってしまう。
しかし、八光流で私が出会ったのは、まったく違う世界でした。
無駄な力を抜くことで、技が活きる世界。
ただ、「力を抜く」と言っても腑抜けになることではありません。
余計な力は手放し、必要な力は発揮できる芯のあるしなやかさ。
その芯にあるのが【丹田(肚)】です。
肚がすわることで、強い・弱いといった比較や、勝ち負けへの執着、不安や恐怖に飲み込まれなくなる。
だからこそ、必要以上に力むこともなく、自分らしく自然体でいられる。
そんな「強さ」を八光流から学びました。
